ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界
(C)BRITISH FILM INSTITUTE AND APB FILMS LTD 2012
冷戦時代に突入した1960年代のロンドン。生まれた時から、どこへ行くのも何をするのも一緒だった仲良しの女の子二人、ジンジャーとローザは、学校の授業をさぼって宗教や、政治、ファッションについて話し合い、少女から大人へ変化する青春時代を満喫していた。しかし、思想家でありジンジャーの父親でもあるローランドに、ローザが恋をしたことや、それぞれの反核運動への思いの違いから、二人の友情関係に亀裂が生じていく。家族や友人ともうまくいかず、日々核の脅威が報道されるなど、ジンジャーを取り巻く世界は、思い描いていたものとはかけ離れていく。そんな中、明るい未来を手に入れるため、ジンジャーは歩き出すのだった―。